AWSの医療情報ガイドラインを読んでAWSの勉強をしてみる①。~電子カルテとクラウドを考える~
発端
・この間AWSのセミナーを受けて「金融も聖域ではない。」とのお話をうけた
・ほな電子カルテも行くよね。むしろクラウドの恩恵を受けやすい分野だと感じたのでまずは文書を読んでみた。
・ほぼメモ書き。
ひとまず、のっけからの僕がオンプレの「電子カルテ全部食われる」と思ってる主な理由
・病院で使用するので、基本24H稼働を求められる。(診療所は別ね)
・データの保存期間が定められてる。5年とかなんとかあるけど、患者がこなくなってから・・・
なので実質無期限で保管しているところも多いはず(というより電カルに移行して適切なタイミングで破棄している医療機関はないと考える。登録しっぱよ。)
・「使用量」に応じて支払う料金システムが、診療報酬との相性が最高に良い。
(診療費は基本やったことに対して定額。病院も経営なので、当然「余計なお金」は払いたくない。)
・運用のなかでピークタイム等も存在し「停止すること」が完全にアウトな医療機関では通常時にはサーバー機がオーバースペックであることは非常に多い。
・遠隔地の往診や、画像診断等「ネットワーク上」に存在すること、アクセスできることへの要望はボコボコでている。
・別の病院に対してデータの連携をしたり、系列病院に送ったりすることも考えられる。
環境をボコボコ増強できるならスーパークール。オンプレであれば構築費用が尋常じゃないほどかかる。
AWS利用リファレンスの概要
・実際のAWSのサービスの案まで書いてる。COOL
・リファレンスの想定する範囲をきちんと明示している。
・3省3ガイドラインってなんぞ?という疑問に答えている
⇒厚労省、総務省、経済産業省でそれぞれガイドラインがある模様。
電子カルテについては厚労省が親分だと思っていたが、3省またぐのを初めてしった。
経済産業省版 6Pageまでを読んで抜粋
データセンターが災害とかで停止しないの
物理的に離れたエリアに設置されてる。心配しないでね。
可用性(いつも動いてくれよ)の確保は?
アベイラビリティーゾーンとデータレプリケーションの活用により。ほにゃほにゃ。
アベイラビリティゾーン:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html
十分に可用性の高いエリアに設置してるけど、ひとまとめに設定していると、まとめて停止の可能性もあるよ。ということで理解。
データレプリケーションを使って適切に分散してね。ということかな。